
C型肝炎ウイルスとは?感染経路・治療について
2025.11.27
C型肝炎ウイルスはどうやって感染するの?
C型肝炎ウイルスは主に血液を介して感染します。B型肝炎ウイルスと同様に同じ空気を吸ったり、触ったりするだけで感染することはありません。
水平感染(主に成人になってからの感染)
下記のような理由で、C型肝炎ウイルスが体内に入ることで感染します。C型肝炎ウイルスの場合、母子感染は多くありません。また、B型肝炎ウイルスに比べて感染力は弱く、性交渉や体液で感染することはほとんどありませんが、一度感染すると、炎症が慢性化するC型慢性肝炎に移行しやすいため注意が必要です。
- 輸血
- 注射針の使い回し(薬物注射など)、刺青(タトゥー)、ボディーピアス、(医療機関などでの)針刺し事故など
C型肝炎ウイルスに感染するとどうなるの?
C型肝炎ウイルスに感染した方の約3割はウイルスが体外に排出され治癒しますが、約7割の方はC型肝炎ウイルスに継続的に感染し、多くの場合、C型慢性肝炎になります。C型慢性肝炎はゆっくりと進行しますが、そのまま放置すると肝硬変に移行し、肝硬変になると1年間に約5~8%の方が肝がんを発症します。
C型肝炎ウイルスはどんな治療をするの?
C型慢性肝炎の治療には、これまで注射剤である「インターフェロン」に加え、内服薬である「リバビリン」が用いられてきましたが副作用が多く肝硬変や高齢者には導入が困難でした。またC型肝炎ウイルスには遺伝子型(ジェノタイプ)があり、1型、2型などに分類され治療効果も異なっていました。
しかし、近年登場した、C型肝炎ウイルスに直接作用して増殖を抑える直接作用型抗ウイルス薬(direct-acting antiviral ; DAA)は、内服薬で副作用も少なく、いずれの遺伝子型にも高い効果が期待でき、肝予備能が低下している肝硬変患者さんにも適応が拡大されています。治療期間は薬剤にもよりますが、2~3か月間で治療終了後もC型肝炎ウイルスが検出されない状態が持続する(ウイルス学的著効:SVR)患者さんの割合が著しく増えました。
治療の目標は?
C型肝炎ウイルスの感染によって起こる肝硬変や肝がんの発症を阻止することです。そのためには、C型肝炎ウイルスを体内から排除することが重要となります。治療後も、肝臓の状態によっては発癌する可能性があるため、定期的に血液および画像検査を定期的に行うことが重要です。
に戻る
