
肝臓に関わる血液検査の見方
2025.09.08
肝障害とは、肝臓の細胞などに炎症が起こっている状態を表します。
血液検査項目では主にALT、AST、γGTに異常を認めます。
ALTとは
ALTとは、アラニンアミノトランスフェラーゼという逸脱酵素の一種で、肝臓にもっとも多く含まれています。
そのため、ALTの数値が高いときは、肝臓に問題や疾患がある可能性を一番に考えます。
ASTとは
ASTとは、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼという逸脱酵素の一種で、肝臓をはじめ、心筋や骨格筋に多く含まれています。
ASTの数値は単独ではなくALTとのバランスによって、体の中の異変や疾患を疑う指標として使われます。
γ-GTについて
γ-GTとはガンマ・グルタミル・トランスフェラーゼという肝臓の細胞でアミノ酸の代謝に関わる酵素のひとつです。
かつてはγ-GTPという名前で呼ばれました。例えば長期にわたるアルコール摂取は肝臓に負担をかけ、肝臓の細胞が損傷を受けます。
この結果、肝細胞からγ-GTが放出され、血中のγ-GT濃度が上昇します。
またアルコールは体内で代謝される過程で酸化ストレスを引き起こしγ-GTの産生を刺激し、上昇させます。
但し、20%の割合でpoor responderが存在し、アルコールを飲んでいても全く反応しない方がいるので注意が必要です。
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